実家の住居が散らかってきたら要注意!転倒する前にできること

離れて暮らす親の住居を掃除するには

こんにちは。遺品整理のかえでです。

実家に久しぶりに帰ったら、家の中が整理整頓されておらず以前より散らかっている?!

と気になったことはありませんか?

高齢になってくると片付けや掃除をするにも億劫になったり、身体がしんどくてできなかったりするのはなんとなく理解できますよね。

体が痛い高齢者
家の中が散らかっていると危ない!

でもそのままでは家の中がとても危険な場所になってしまいます。(高齢者の大半は家の中で怪我をしたり転倒を経験しています。)

『親が元気なうちになんとか(片付け)したい』

『子どもとして何かサポートできないだろうか?』

というお客様からのご依頼をたびたびいただきますので、今回は高齢者の安全な住環境について考えたいと思います。

実家や義実家がゴミ屋敷や荒れ放題になる前に手を打つのは大切なことです。

なによりも今現在住んでいらっしゃるお父様・お母様が快適に安全に日々を過ごせるよう、家の中やお庭をスッキリと片づけてあげたいですよね。

まだ親御さんが元気なうちに生前整理も兼ねて不用品は少しずつ処分したり、定期的に片づける習慣をいっしょに付けていきましょう。

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高齢者が片付けできない理由とは?!

高齢者が片付けできないには理由がございます。

そのため高齢となったお父様・お母様が片付けや整理整頓ができなくなってきたからと言って、どうかあまり責めないであげてくださいね。

ここでは簡単にまとめますので詳しくはこちらの記事をご覧ください。

億劫だから、重たいものを動かせないから、身体のあちこちが痛いから・・・などと理由はいろいろありますが、大きく2つに分けると、一つ目は身体的な理由となります。そしてもう一つが脳の機能の低下による理由です。

高齢者の片付けできない理由①身体的な理由

体の膝が痛い老夫婦
運動機能の低下、筋力の低下、関節などの痛みなどでも片付けが思うようにできなくなります

身体的な理由としてはこのようなことが挙げられます。

  • 重たいものを動かせない
  • 高いところに上れない
  • 膝や腰が痛い
  • 肘が上がらない
  • 動機・息切れがして長く続けられない
  • 視力の低下
  • 筋力の低下

など体の不調や体力の低下によって掃除や片付けが徐々にできなくなることがあります。

高齢者の片付けできない理由②脳の機能的な理由

脳機能の低下で片付けができなくなったおじいさん
物忘れ・記憶力・判断力の低下などで片付けができなるなることも

実はあまり知られてないことかもしれませんが、脳の機能低下と片づけられないことは密接な関係性があります。

整理整頓好きや掃除好き、片付け好きを自認している方は別かもしれませんが、たいていは片付けや掃除のことを考えると「面倒くさい」「苦手」「疲れる」というネガティブな気持ちになったりしませんか?

あるいは「よし!やるぞ!」と気合を入れてからでないと掃除や片付けに取り掛かれないという方も多いようです。

また注意欠陥多動性障害(ADHD)のように病気の症状として片づけられない方もいらっしゃいますし、捨てられない症候群のように「もったいない」という気持ちを優先させてしまうことによって家の中にモノがあふれ散らかってしまう、という方もいらっしゃいます。

高齢者の場合は上記の理由にさらに脳機能の低下が影響して片づけられなくなるようなのですね。具体的には下記のような症状があらわれます。

  • 記憶力の低下
  • 判断力の低下
  • 集中力の低下
  • 注意力の低下
  • 意欲の低下
  • 遂行機能の低下
  • 認知症の進行

認知機能が低下していくと生活の質が下がります。

これらの脳機能の低下をゆるやかにすることは健康で長生きするための必須条件となりますから早めにご家族ぐるみで予防策に取り組んでおきましょう!

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高齢者の転倒事故は半数が自宅で起きている!?

高齢者の転倒は大きなケガにつながります!

消費者庁のサイトにはこのような注意喚起がございます。

10月10日は「転倒予防の日」、高齢者の転倒事故に注意しましょう!-転倒事故の約半数が住み慣れた自宅で発生しています-

消費者庁には、65歳以上の高齢者が自宅で転倒したという事故情報が5年間で275件寄せられており、後期高齢者では前期高齢者の2.2倍にもなっています。また、8割以上の方が通院や入院が必要なけがを負っていました。

転倒事故の発生場所
■浴室・脱衣所 ■庭・駐車場 ■ベッド・布団 ■玄関・勝手口 ■階段

転倒事故の状況
■滑る ■つまずく ■ぐらつく ■ベッド等から移動時に ■引っ掛かる。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_040/

高齢者の怪我はそのまま寝たきりになってしまうリスクが高まります。

住み慣れた我が家でも危険がいっぱいである、ということをしっかりと認識し、今すぐにでも対策を講じましょう。

まずは実家の住環境をチェックしてみましょう

実家の住環境をチェック
危険な箇所はないか、実家の住環境をチェックしてみましょう

家の中は転倒の危険がたくさんあることが分かりました。

それではどのような場所で転倒してしまうのでしょうか?転倒する危険度の高い場所はどこでしょうか?

風呂場で滑って転ぶお年寄り
お風呂場も滑りやすく転倒して大怪我に繋がりやすい場所です!
  • (廊下などの)段差
  • 浴室・脱衣場
  • 玄関や勝手口
  • 階段
  • 庭や駐車場

などがあげられるでしょう。

段差をなくすというのは工事が必要となるかもしれませんが、ある程度は工夫次第でかんたんにリスク軽減できますよ。

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高齢者の住居における転倒防止対策

家の中のデンジャラスゾーン(危険な場所)
転倒する要因をできるだけ取り除こう

高齢の両親が住んでいる実家や義実家で、またシニア世代の住居においてどのような対策をすれば転倒防止になるでしょうか?

簡単に、そして自分たちで(DIYで)できることをまとめてみました。

段差の解消 スロープの取り付け

普段は慣れているちょっとした段差でも、何かの拍子につまずくことはあります。

100均でも売っている段差解消マットなどを利用してまずは段差解消に取り組みましょう。設置も簡単です。

手すりの設置

手すりの取り付けは工事が必要な場合もありますが、DIYでかんたん取付できるタイプの手すりもあります。 ホームセンターでも様々な手すりが売ってますので一度探しに行ってみてはいかがでしょうか?

通り道に電源コードを這わせない

電源コード(電気コード)にも気を付けましょう。

夏は扇風機、冬はこたつやヒーターなどの暖房器具などこれらの電源コードはとても危険です。

通り道に電源コードは這わせない、ということを意識し、徹底するだけでも危険度は下がりますよ。

このような電気コードはかなり危ないですね(汗)

https://twitter.com/Eeg9gIJJOsTuuoQ/status/1106888408251531269

カーペットは前面に敷く

カーペットの上は滑りにくい、転倒したときの衝撃を和らげてくれる等のメリットもありますが、一部分だけ敷いたカーペットやラグマットは大変転倒しやすく危険です。

厚みのあるカーペットは段差が生じますし、やわらかいカーペットやラグマットはズレたりたわんだりして転倒の原因となります。

カーペットを敷くなら前面に敷ける大きさの物がおススメです。

また裏面に滑り止めがあるものを選びましょう。

ジョイントマットもおススメですよ。

https://twitter.com/ms2illustration/status/1367226096102510592

床に脱いだ服やモノを置かない

散らかった部屋は転倒の危険度MAX
床に脱いだ服やモノを置くと転倒の危険につながる!

上の画像のように床に何でもモノを置いてしまうとその都度またいで歩かなければなりません。足を引っかけて転んだりする危険性がアップします。

もし親の住環境がこのようになっていたら、定期的に片づけてあげることが必要でしょう。またせめて通り道には置かないでと注意を促すことも大切です。

こちらの記事もおススメです

人感センサーのライトを設置する

高齢者は夜間トイレに2度・3度と起きることが多くなります。

慣れた室内だからと電気を付けずに移動したり、手探りでトイレまで行こうとしたときにも転倒する確率が高くなり危険です。

暗い中、段差につまづいたりモノにつまづいたりしないよう、人感センサー内蔵のライトを設置しておきましょう。プレゼントするのも良いですね。

ペットも転倒の原因になります

犬や猫などのペットも高齢者にとっては転倒のリスクに
かわいいワンちゃん、猫ちゃんも転倒のリスクに繋がります

犬や猫をペットとして飼っている高齢者の方は大勢いらっしゃいます。

しかし室内でペットを飼ってる方なら誰もが経験したことがあると思いますが、犬や猫が突然足元にいたため踏んづけそうになったことはありませんか?

例えばキッチンで料理をしていて冷蔵庫のものを取ろうとしたとき、ワンちゃんや猫ちゃんがふいに現れ(まさかそこにいるとは思わなかったため)とっさに避けて転びそうになったことは飼い主あるあるだと思います。

反射神経があるうちは「転びそうになった」「あぶなかった」で終わりますが、高齢となってくるとそのまま転倒してしまい大怪我につながってしまいます。

ワンちゃんや猫ちゃんに気を付けてもらえればいいのですが、そうもいきませんから難しいですね。

身体を移動させる前にはペットがどこにいるか確認する、とっさに動かない、あわてない、など日ごろから気を付けて行動するようにしていきましょう。

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転ばないために

転倒予防は上記のような住環境の対策を整えることがとても大切なことがわかりましたが、そのほかにどのような対策があるでしょうか?

転ばないためにはやはり体力をつけること、筋力をつけることが重要です。

インターネットでは様々なシニア向けや高齢者向けの体操・筋トレ方法がアップされています。

またロコモ体操というものもお勧めです。

ネットをうまく活用して高齢となってきた親といっしょに体操をしたり、筋トレ方法をレクチャーしてあげるのもいいですね。

YouTubeで検索するとたくさんのシニア向け体操の動画があります。ぜひ活用しましょう!

ロコモ体操のロコモとは?

ロコモティブシンドローム通称ロコモ
ロコモとは何だろう? ロコモ体操とは何だろう?

ちなみにロコモ体操のロコモとは何でしょうか?

ロコモとはロコモティブシンドロームの略です。

それではロコモティブシンドロームとは聞いたことはあるでしょうか?

ロコモティブシンドロームとは?

運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を 「ロコモティブシンドローム」=ロコモといいます。

ロコモティブシンドロームとは、英語で移動することを表す「ロコモーション(locomotion)」、移動するための能力があることを表す「ロコモティブ(locomotive)」からつくった言葉で、移動するための能力が不足したり、衰えたりした状態を指します。ロコモとはその略称です。

https://locomo-joa.jp/locomo/

人間が立つ、歩く、作業するといった、広い意味での運動のために必要な身体の仕組み全体を運動器といいます。運動器は骨・関節・筋肉・神経などで成り立っていますが、これらの組織の障害によって立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態が、ロコモなのです。ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります。

https://locomo-joa.jp/locomo/

実は、要介護になったり要支援になったりする高齢者の多くは、転倒が原因となることが多く、骨折や怪我で運動器が故障してしまうために介護や支援が必要となるのですね。

高齢者といかない年齢でも、あるいは自覚症状がなくても、知らぬ間にロコモになっているかもしれません。

まずは親子でロコモチェックをしてみるのもいいですね。

住みやすい住環境のお手伝いなら当店へおまかせください!

高齢になってきた親の元・実家へ頻繁に帰り、片付けや掃除などのサポートしたいけど、仕事や家庭の事情など様々な理由で難しい、というお悩み。

当店ならご高齢の方が住みやすい住環境づくりのお手伝いができます。

家全体の片付け・お庭やガレージや駐車場のみの片付けなど、なんでもおまかせください。

お手頃価格が好評です!

当店では多くのお客様にお気軽にご利用していただきたいという想いから、料金設定も他社と比較してかなり格安となっております。

他社とどれくらいの違いがあるかというと、比較されたお客様からのお話によると、なんと6倍以上の差が出たことがございます。(当店で10万円とお見積もりしたところ某片付け業者では60万円+αというお見積もりでした)

このように業者によって大きく料金が変わってきますので、くれぐれもご注意ください。

追加料金も一切なし!

東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県・群馬県・栃木県・茨城県などの関東エリアであれば出張費無料・お見積もり無料・キャンセル料無料・追加料金一切なし!でお伺いいたします。

遺品整理のかえで対応地域は東京埼玉など関東エリア
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