高齢者が片付けできない理由。片付ける方法や生前整理サービスも紹介!
高齢者の方、または高齢のご両親がいらっしゃる方、このようなお悩みはありませんか?
- 高い所に置いた物が取れなくなった。
- 重たい物が動かせなくなった。
- どこにあるのかわからなくて、何度も同じものを買ってしまう
- 捨てようにもどう処分していいかわからないモノが乱雑に溢れている
高齢者の片付けができない理由はさまざまですが、モノが多いと転倒したり、怪我をする場合があります。
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高齢者と転倒のリスクや対策についてはこちらの記事にまとめてあります。
ぜひご一読ください。
私たちが一番心配していることは部屋の中で転んだり、つまづいたり、転倒したり・・・ということが原因で怪我に繋がることです。
無理に自分たちだけでなんとかしよう・・・とせず、定期的に片付けサービスをご利用ください。
当店なら気軽にご利用できるよう格安料金になっています。
片付けのアドバイスもできますので、まずはお気軽にご相談ください
高齢者のゴミ屋敷問題
高齢になるにつれて家の管理や、物の管理が難しくなります。
結果として不要な物を溜めこんでしまい汚部屋・ゴミ屋敷と呼ばれる状態になってしまうケースがあります。
とくに70~90代の高齢者世代は、戦後の物が無い時代、贅沢ができない時代を生きてきた方々です。
高齢者の方にとって、モノは(たとえそれが二度と使わないものであっても)財産なのです。
また、もはや世界言語となった『勿体ない』(MOTTAINAI)精神が根強く残っている世代でもあります。
もし、高齢のご両親が捨てられない、片付けられない状態のお宅で暮らしていても、頭ごなしに否定するのではなく、まずは理解し、気持ちに寄り添うところから始めましょう。
MOTTAINAI(もったいない)とは?
MOTTAINAI(もったいない)とは?
もったいない(勿体無い)とは、物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、嘆く気持ちを表している、日本語の単語である。
『MOTTAINAI(もったいない)』の言葉が持つ意味
このたった6文字の言葉が、なぜ世界共通の言葉として使われているかご存知ですか?
その理由は、世界各国の言語には『MOTTAINAI(もったいない)』に該当する単語がないから。
「もったいない」はたった一言で、※3R(リデュース・リユース・リサイクル)が表現でき、なおかつ自然や物に対する敬意や愛やリスペクトが込められているのです。
そんな単語を作った昔の日本人はすごいですね!
しかし、「もったいないから」といって、何でも溜め込み、しまっておく・・・というのは、真のもったいない精神とは少し違います。
高齢者の「もったいない」と感じる気持ちを尊重しつつ、上手に片付けをサポートしましょう。
3R(スリーアール)とは
- リデュース(ゴミの量をなるべく減らす)
- リユース(繰り返し、何度も使う)
- リサイクル(資源として、再利用する)
具体的な高齢者向けの片付け・生前整理の方法
高齢になってくると、精神的な面と肉体的な面の両方から、片付けがしにくくなります。
「老人は片付けができなくなる」と言われるのも仕方がないのです。
また、モノの場所が変わったり、部屋がスッキリするなどの『変化』を嫌います。
ただでさえ片付けには精神力が必要。
(高齢者でなくても、「捨てる」「捨てない」の選択の連続は決断疲れが生じますし、肉体的にも疲労しますよね?)
高齢者の特徴を理解し、スムーズに片付けを進めましょう。
記憶力の低下
片付けたものの、しばらくすると「あれ?どこにしまったっけ?」「あれは捨てたっけ?それとも取っておいたっけ?」となり、しかたなくまた同じものを買ってしまう・・・。
せっかく片付けたのに、探すため、またいろいろ引っ張り出す・・・。
このようなモノ忘れが続くと、片付けすること自体が嫌になっちゃいますよね。
そんな被害はこのような対策方法で最小限に食い止めましょう!
- 定位置を決め、必ず同じ場所に片付ける。
- 引き出しや、入れ物の蓋にメモシールを貼っておく。
- 捨てるものを写真に撮っておく。
体力の低下
洋服のたくさん詰まった衣装ケース。高齢者にはこれを押し入れから出す作業も一苦労です。
同居しているご家族がいれば、まだまだ動ける子供達が重たい荷物も運んでくれますが、全世帯がなかなかそうはいかず、現代では高齢者の単身世帯も増えており社会問題にもなっていますよね。
高齢者の方が無理をしたら腰を悪くするかもしれないし、台か何かに乗って落っこちて怪我をしてしまうかもしれません。
体力的な面はどのように対策して片付けをするのがいいでしょうか?
- 一人でやろうとしない。
- 家族や片付け業者などにサポートしてもらう。
- まとめて一気にやろうとしない。気長に少しずつ場所を決めて片付ける。
決断力や判断力の低下
高齢者になってくると、記憶力だけでなく決断力や判断力も衰えてきます。
「捨てていいかどうか迷う」「必要か必要でないか決めかねる」「捨てた後に後悔するかもしれない」・・・
など、高齢者の片付けがはかどらない理由の一つに、決断力や判断力が低下したことが上げられます。
高齢者でなくとも、決断しなければならないことを後回しにしてしまう、というのは『あるある』です。
もし可能なら、月に1回は片付けの日を設けて取り組んでみましょう。
決断することの訓練にもなり、少しずつスムーズに片付けられるようになりますよ。
- 「捨てる」「捨てない」の2択ではなく、「捨てる」「捨てない」「保留」「売る・譲る」の4択にする。
保留のものは、保留専用の箱に入れておき、半年ごとに再度チェックする。
- ※「お皿は●枚まで」「洋服はクローゼットに入るだけ」など上限を決め、取っておくものを厳選する。
対応力の低下
家の中がスッキリすることはとても気持ちのいいことですが、高齢者にとっては家の中がスッキリすること=気持ちのいいこと
とは感じられない場合もあるのです。
それは環境の変化に対する対応力・適応力が低下するから。
人はもともと良いことであれ、悪いことであれ、変化がストレスに繋がる性質があり、年を取るにつれ、子どものような柔軟性も失われます。
それが高齢者は変化を嫌う理由なんですね。
そういう脳の仕組みなんだ、と理解して上手に対処してください。
・その先に待っている楽しいことやポジティブな面をみる。
➡「家の中がスッキリすれば、孫が遊びに来れるよ!」
➡「リサイクルに出せば、現金化でき、旅行の資金になるね!」 など
認知症を発症している
モノ忘れではなく認知症を発症している場合も片付けができなくなります。
認知症を見分ける特徴の一つに『作業をやりかけのまま忘れてしまう』というのがあります。
せっかく片付けをしていても、片付けをしていたことを忘れ、他のことを始めてしまう・・・という行動が繰り返し積み重なり、いつしかゴミ屋敷となってしまうのかもしれません。
また、どこにしまったか思い出せなくなり、家中を探し回っているうちに、ますます散らかってしまう・・・ということもあります。
認知症の場合は、ご家族の早期発見が鍵となります。
・離れて暮らしている場合は、マメに連絡を取る。
・家の中が散らかっている、洗濯物が山になっている、ポカンとしている、など、ささいな変化にも敏感になる。
高齢者には「捨てる」「処分」などの言葉は使わない!
例えば実家のご両親の家を片付けるときは、心構えとして「捨てる」「処分する」など、ネガティブに受け取られそうな言葉は使わないようにしましょう。
いくら実の親だからといって
「これはいらないでしょ?!」「使わないから捨てましょう!」「邪魔だから処分しよう!」
などと言っていきなり片付けを始めると、モノを粗末にできない高齢者の方は非常に嫌がりますし、
「余計なことをするな!」と怒り出すかもしれません。
あくまで決めるのはご両親で、ご両親の意思を尊重し、サポートをする形です。
言葉も「捨てる」「処分する」ではなく、「掃除をする」という言い方にすると抵抗感が薄れます。
掃除をする場所も、はじめのうちは掃除が大変な場所(棚や箪笥の上などや、洗面台の下や流し台の下など)を選び、小さいスペースの掃除から始めてあげましょう。
ご両親の様子や反応をみつつ、少しずつ片付ける範囲を広げていくのがおすすめです。
ゴミとして捨てなければMOTTAINA(もったいな)くない!
まだ使える物、捨てるにはなんだか惜しいなぁと思う物が数多くあることでしょう。
とても思い出深い物や生活必需品以外で10年20年使わずにタンスの肥やし…
否!タンスのキャパを超えた不要品は、今、この記事を読みながらでも捨てるのがいいです!☆ちなみに「このゴミって何曜日に出せるの?」「何ゴミになるの?」「不燃?資源?粗大ゴミ?」「わからない…!」と言うときはお住いの市役所や区役所などの環境課 廃棄物対策係に電話すると何ゴミで出せるか教えてくれますよ☆
あるいは、捨てるのがもったいないと思ってしまうなら、当店のような出張買取をしているリサイクルショップに買取に来てもらい、不要品をお金に変えちゃいましょう!
買ったときは高かったから・・・と大事にしまっておいても、あの世に持っていくことはできません。
だったら、元気なうちに売ってお金に変え、楽しいことに有意義に使う方がもったいなくないと思いませんか?!
旅行代になったり、ご家族全員で豪華な外食ができたり、お孫さんのプレゼント代になるかもしれません。
老人ホームなど施設入居前の生前整理
最近増えているのが、老人ホームなどの施設入所をきっかけとした生前整理のご依頼です。
ご家族だけでなく、施設の方や、市役所からのご依頼を頂き、対応するケースも増えてきました。
汚部屋やゴミ屋敷の状態ではなくても、高齢者が一人で大きな家電や家具を家の外まで運び出すなんてまず無理です。
プロでも木製の立派なタンス、洗濯機や冷蔵庫は重たいです。
腰を壊さないように持ち方のコツもあります。
無理だと判断すれば応援を呼ぶこともできます。
一人で無理をせず処理業者を使うのも一つの手ですね。
賃貸住宅にご高齢の方が住んでいる場合
お住いの住宅が賃貸の場合、借主様がお亡くなりになられると、ご遺族の方はできるだけ早く退去の手続きをしなければなりません。
身寄りのない借主様だと、お亡くなりになられた後は不動産管理業者様が部屋をキレイにしなければなりません。
「賃貸マンションやアパートで部屋を貸していたけど、退去後はゴミの山で部屋に入れずとんでもない状態になっていた。」という話はよく伺います。
そんな時しか不動産業者様は依頼しないので、全体的に増えてるのかはわかりませんが(笑)、当社にも不動産管理業者様やオーナー様からのご依頼は定期的にありますね。
生前整理や終活は、早めに始めて損はない!
ここまで読まれた方は、きっと片付けに今すぐ取り組もうと思われている方ですよね?
「家族に迷惑をかけたくない」と、生前整理や終活をする方が多いのですが、ご高齢になればなるほど、体力的にも精神的にも片付けが難しくなってきます。
あとでやるつもり、ではなく、できることからすぐ始めてみませんか?
生前整理・片付けも私たちがお役に立てます!
当社の生前整理や終活のサポートは、ご依頼された方や、高齢者のお身内の方から、大変ご好評をいただいております。
しかし「生前整理をしよう」とは、なかなかご両親に言いにくいこと。
それが生前整理を後伸ばしにしてしまう一番大きな(根本的な)原因でもあります。
「生前整理をしよう!」とやんわり伝える方法
「生前整理をしよう!」とは直接過ぎて言えない・・・という相談をされる場合があります。
そこで例えばですが、「安く片付けてくれる業者があったよ!」「今だけのサービスだって」などと、ご提案するのはいかがでしょうか?
また「○○が安く片付いてよかったって言ってたよ」と口コミを利用するのもいいですね。
生前整理や片付けを「今すぐした方がいい理由」を教えてあげれば、さっそくやってみようかな?という気持ちになるかもしれません。
時間がなくてもご心配なく!当店が責任を持って片付けます!
『忙しい』『時間がない』『何日かけても片付かない・・・』と後回しにしてしまう方こそ、プロの業者にご依頼ください。
買取品があれば、片付け費用からどんどん差引きますので、とてもお安く生前整理や終活が行えます。
思い立ったが吉日です!分からないことやご質問でもなんでも受付中です。
まずはお気軽にご相談くださいね。